Les Citroen dans la Vie, Hydro Fan: Days with Citroen C5 and C6

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内装のベタベタを予防する

シトロエンに限らず、欧州車、最近では高級国産車も内装のベタベタが問題になっています。それらは内装のプロテイン塗装の加水分解だと思われます。シトロエンだとC3、C5、C6のそれらの記事が多くアップされています。これらの現象に関する自分の経験ですが、

結論からいうと「加水分解を遅らせることはできても完全に防ぐことはできない」と思います。「熱と湿度がこの化学変化を促進させる」と考えて予防のために以下のことを実践しています。

1.車はなるべく車庫保管にする。だめならボディーカバーやサンシェードで日光から内装を守る。

日本の夏は暑すぎます。ヨーロッパ車には過酷です。車庫がないのなら、それ相応の対策が必要です。

2.ウインドーには赤外線・紫外線対策フィルムを施工する。

昭和から平成初期に乗っていた1987年式シトロエンBX19TRS(西武物)は紫外線対策が甘く、夏に乗っているとオープンカーでもないのに腕が日焼けしました。内装も紫外線で色褪せてしまって…。今でも高緯度地域で作られている欧州車は赤外線・紫外線対策が甘いと感じています。車を購入したらまず私はこの対策をします。

3.なるべく内装を水拭きしない。から拭きする。

清潔な日本人は車の内装を水拭きしたがりますが、これは車にはあまり良くないと感じています。C4やC6の内装は水拭きしたら跡が残ったなどの事例が報告されています。できたら、から拭きがベストです。私のC6は前のオーナーがこれを励行していたせいか、2010年式にもかかわらず、内装のベタベタが皆無です。

最後に、「ベタベタが発生したら」ですが、ちまたでは、無水アルコールや重曹水で拭き取るなどの方法が紹介されていますが、あれはプロテイン塗装の加水分解した表面部分を剥離する方法なので、ベタベタが重症化している場合には使えなかったり、施工しても、また、ベタベタが再発したり、やり過ぎると塗装がとれてプラスチックの地肌が現れたりと難しさがあります。

そこで、自分は根本的な解決策として内装業者さんにプロテイン塗装の剥離と再塗装を依頼しています。

C5は見事にセンターコンソールとドアグリップが加水分解してしまったので、再塗装をお願いしました。

プロテイン塗装の雰囲気を出すために、半艶の梨地塗装にしていただきました。違和感なく仕上がったと自負しております。

順に、ドアグリップの塗装前・塗装後

順に、センターコンソール塗装前・塗装後

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