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2022年12月19日の柏崎豪雪について

今年の豪雪は本当に未曾有の被害を出しました。新潟は世界でも有数の豪雪地帯だということをご存じでしょうか。温暖な日本海の水温で暖められたたくさんの水蒸気を含む空気が中国東北部からの冷たい風で冷やされて、さらに三国山脈にぶつかって激しく雪が降ると聞いた覚えがあります。今回の豪雪が未曾有の混乱を招いたのは、早朝はほとんど降っていなかったのに、急激に雪が降り続いたのが原因だと思います。朝、会社に出勤し、あまりにも雪がすごくてお昼休みに1回車の雪下ろしをしたのですが、それでも、帰宅時には大変な状態で、みんなでお互いの車を協力して掘り出して順番に帰宅しました。一番救出に苦労したのがFRのハイエースです。とにかく走らない。リアに120kgの砂袋を積んでいてもトラクションがかからない状態です。やはり、雪国にFRは辛いものがあります(デフロックでもあれば別ですが…)。さて、そうやって、雪に埋もれた車を掘り出して車道に出たのですが、国道116号線が大渋滞で一向に進みません。なるべく国道を通らないようにして、脇道を通って進んだのですが、最後の最後に国道で渋滞にはまってしまい。なんとか帰宅したときには4時間かかっていました。普段なら片道20分の通勤路です。

上の写真は朝の写真です。この後にとんでもない状態になってしまった訳です。

市内の至る所がこのような惨状になってしまいました。

全国ニュースになるレベルの災害級の降雪でした。

生還!まさに命の危険を感じるほどの降雪でした。

 雪道で車が発進できないときに皆さんオートマをスノーモードにするのはお分かりだと思います。しかし、以外と知らないのがESPの解除です。ESPともESCとも言いますが、早い話が、ABSとTRC(トラクションコントロール)を駆使して車両の横滑りを防止する装置です。昨今では新車に装備が義務づけられているディバイスです。これが、オンのままだと雪道ではスタックしたときに脱出できなくなります。特に重要なのがTRCです。タイヤが空転するとセンサーが感知して燃料供給量を絞ったり、スロットルを絞ったりして空転を防止します。しかし、雪道のような低μ地ではタイヤが若干空転しながら進むものです。それが抑制されたら、トラクションが全くかからず、脱出が不可能になります。

これはC6の画像になりますが、左のESP OFFスイッチがあるのが分かるでしょうか。これをオフにすると脱出しやすくなります。

 今回の豪雪では、若い女性が車の中で一酸化炭素中毒で亡くなったり、痛ましい出来事がありました。昔、スキー場でカップルがエンジンをかけて暖房を効かせながら話し込んでいて、同様に一酸化炭素中毒で亡くなったのを聞いたことがあります。本人たちは、自分が命を失うとは微塵も思っていなかっただろうに、さぞ無念だっただろうにと感じました。今回も同様です。亡くなられた方のご冥福を心からお祈りいたします。

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