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フラットワイパーのゴムが外れた

シトロエンC5Ⅲ純正のフラットワイパーは多分Valeo製だと思うのですが、ValeoのフラットワイパーはBoshとは異なり、スチールプレートが外部に露出しています。 このスチールプレートからワイパー先端より5~10cm程の部分のワイパーゴムが4~5cm程窓とは反対側のワイパー上部にはみ出る形で外れてしまい、その結果としてゴムが外れたスチールプレートと窓ガラスが部分的に薄く接触したらしくガラスに傷ができてしまいました。(そのときは雨だったのでガラスに傷があるのは見えませんでした。後日傷を発見。外れたワイパーゴムを直すのに精一杯で写真を撮らなかったことが悔やまれます。)左ワイパーの先端から5~10cm程の位置の拭き取りがおかしいと感じて、車を降りてワイパーを見てワイパーゴムの外れを発見しました。たまたま3月に整備工場から退院してすぐにそれを発見したため、最初は窓ガラスが凍結して張り付いたワイパーを整備工場の方が間違って動かしたためにそうなったのかなとも思ったのですが、いろいろと精査してみるとそうではなく、何らかの理由でゴムがスチールプレートから外れてしまったのだろうということが分かりました。自分だけかと思ったら他車のフラットワイパーでもまれに起きていることが分かりました。中にはいたずらかと思って監視カメラを設置した方もいるみたいです。実際に「ワイパー外れ」で検索するとマツダCX-8の例にヒットします(○○コムの掲示板)。C5Ⅲのワイパーの保護システムはバタフライ式のワイパー同士がぶつかり合う事態を防止するためか結構過敏でワイパーが凍結して窓に張り付くなどしてワイパーモーターに少し付加がかかるとすぐに電源供給が絶たれて停止し、車の電源を完全に切って3分間待つか、ヒューズの差し直しをしないとワイパーが復旧できません。そんなことはなかったので、私が思うには、ある一定の条件で窓ガラスとワイパーゴムが接触しているときにゴムが変形してスチールプレートの隙間から外れるのだと推測しています。これがかつてのトーナメント型ワイパーのように複数の爪できっちりワイパーゴムの複数箇所が押さえられているのなら、最悪ゴムの下部が千切れることはあってもスチールプレートと窓ガラスの接触はないのにとも思うのですが、残念なことにC5Ⅲの右ワイパーにはワイパーゴムの脱落防止用?のタイラップ状のクリップがあるのに左ワイパーにはありません。昨今の人件費の高騰で手作業の工程が不可避なトーナメント型ワイパーは工程を自動化しやすいフラットワイパーに取って代わられようとしているようです。フラットワイパーにはValeoタイプとBoshタイプと主に2種類あるようですが、Valeoタイプはスチールプレートが露出、基本リフィール交換不可、Boshタイプはスチールプレートが露出せず、リフィールの交換可など結構仕様が異なります。Boshタイプのフラットワイパーも試してみたいと思っています。

Valeoのフラットワイパー

C5ⅡやC6の純正ワイパーブレードには画像のように脱落防止クリップがブレードの左右に付いています。

シトロエンC5のフラットワイパー

C5Ⅲでは右ワイパーの片側のみに脱落防止クリップがあるのみです。左ワイパーには脱落防止クリップがありません。

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