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シトロエンC4・シトロエンC6のスピードメーター不点灯を格安で修理する

シトロエンC4およびシトロエンC6のデジタルスピードメーターの不点灯について国内外を問わず安価で修理をしてくれる業者が結構見受けられます。ということは裏を返せば比較的簡単に修理可能な案件なのではと考えて、もし自分の愛車がメーター不点灯になったら「DIYでチャレンジしてみよう!」とGoogleを駆使してネット検索したり、某輸入車に強いショップさんや某シトロエンディーラーさんに聞いたりして色々と調べてみました。

1.最初にメーターを外す方法ですが、これについては多くの方によりアップされているので省略いたします。

2.次にメーターの分解方法です。上下に2つずつ、左右に1つずつ、合計6つのクリップをマイナスドライバー等で爪を浮かせて外します。

メーター分解方法

3.そして、基板の実装部品の状態を目視で点検します。私はコンデンサーからの液漏れが主原因かなと考えていましたが、色々と調べてみると多くの場合、画像の赤丸で囲んだ部分が焼損しているそうです。この2個のトランジスタの焼損が原因だそうです。これをハンダ吸い取り器でハンダを溶かして外します。この時に他の電子部品を熱で痛めないように、注意が必要です。

焼損したトランジスタ

4.交換パーツの用意
交換パーツは左の赤丸については「Vishay Si4431BDY」、右の赤丸については「915055 chip」を準備します。ともにトランジスタです。ネットで検索すると数百円の部品です。業者の修理コストはほとんどが技術料だと推測されます。

si4431   915055DIYキット

順に Vishay Si4431BDY  915055 chip   海外で売られているC6メーターDIY修理キット

焼損トランジスタ別の例

ロシア語でネット検索して探したもう一つの症例です。ネオクラシックなフランス車はロシアや東欧に流れていくらしくディープな修理情報をゲットするためにはロシア語は有効です。こちらの場合は赤丸で囲んだ915055 chipが2つ焼損しているのが分かります。どうもこのトランジスタの品質に問題があるようです。

5.最後に2つのトランジスタを交換してハンダ付けをして、動作確認をして修理完了です。

修理完了したメーター

上記DIYキットを用いての実際の修理作業の動画です。スペイン語ですが、メーターの外し方・分解の仕方・ハンダの吸い取り方や付け方など、作業方法が詳細に分かり、とても参考になります。

さて、実際に修理を行ってみて、失敗したらですが、高価なので、あまり考えたくはありませんが、中古メーターに換装も考えております。その時心配なのはオドメーターの数値です。ディーラーの話ではメーターと車体のコンピュータ(自分はBSIに記録されているのかなと考えていますが…)と2箇所で走行距離を記録していて、そのどちらかの大きい方の数値になるということです。最悪、走行距離が現車より多いメーターに換装した場合、メーターの距離数が増えてしまうかもです。海外では日本と違ってオドメーターの数値とか無頓着なのか、状況や法律についてはよく分かりませんが、オドメーターの数値を直す方法に少なからずヒットして驚きました。こんなことが簡単にできるなら、メーター改ざんは容易かもしれません。自分の乗っているC6は年式の割に走行距離が少ない車です。購入先を信頼してはいますが、メーター改ざんの可能性がゼロとは言えないのかもと疑念や不安が生じました。また、スピードメーターうな重要な保安部品をDIY修理しても良いものなのかという根本的な疑念も生じました。業者に任せてのリスク回避も立派な選択だと思います。
 また、修理が完了しても、問題の根源が解決されなければ、同じ症状が再発するでしょう。今回参考にしたc6owners.orgのスレッドによれば、このメーター基板の焼損は低品質なトランジスタによるもので、その交換で修理完了とあります。しかし、サージ電圧が原因ではないかという予想もあり、サージプロテクタを設置してサージ電圧から保護したりパワーレギュレーターを設置して電圧の安定化を図ることがメーターパネルの保護になりかつ他の車載機器の安定作動にも有効ではというスレッドもあります。C6は電気依存度が高い車です。バッテリーやオルタネーターの定期的な点検・交換、サージプロテクタ(サージ電圧保護)やパワーレギュレーター(電圧安定化)の設置、一昔前に流行ったアーシングなども有効かもしれません。

引用:c6owners.org, YoYo Daiagnostic on YouTube, Drive 2.ru

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