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外国人妻に日本の素晴らしさを教えられる

うちの妻は実はプーチン大統領が大好きです。これはかの国では当たり前のことだそうです。政治家は独断できなければならず、独裁は決して悪いイメージではなく、むしろ、議会の不毛な議論にはイラつく妻です。妻は日本の国会中継を見て呆れています。この日本にも混乱から国を救う英雄的な人が現れないのかと私に呟きます。

 国が違えば常識が違うという当たり前のことを毎日のように感じます。かく言う私も大学の授業でフランス人の先生から第二次世界大戦スターリニズムの勝利だと教えられて当時、とても驚いた記憶があります。映画などの影響か、ここ日本では第二次世界大戦アメリカVSドイツや日本の戦いが中心というイメージが強いですが、実は、ロシアの東部戦線が一番の激戦地だった訳ですし、戦後、東欧・中国・北朝鮮と多くの国々が共産化したことを見れば、確かにそのフランス人の先生の言うことも、あながち間違っていないかもと感じた覚えがあります。

 さて、本題になりますが、我が家の外国人妻が日本に来て一番感動したことは「日本はとても平等な社会である」ことだそうです。極端なお金持ちも貧乏人もいない、みんなが平等にチャンスがあり、賄賂も通用しないことに驚いたそうです。お金持ちも貧乏人も同じ地域に住んで、同じ店で買い物をして、町で交流する姿は彼女にとって驚き以外のなにものでもありません。日本のお店で初めて買い物をした時に店員さんが90度でお辞儀をして、お店を出るまで見送ってくれた接客態度には心から感動し、自分はセレブでもないのに店員の接客態度は凄いと感動していました。

 また、かの国では日本のように学校には多くの教科がありません。うちの妻は泳げませんし、体の使い方が少し変です。多分、水泳も器械体操も習ってないと思います。これは、先進国でもあり得ることで、基本、芸能教科は地域のクラブで習う部分で、学校では、体育や音楽や美術は習わない国も結構多いのではと思います。だから、彼女曰く、「日本人は個人の教養レベルがとても高い」そうです。確かに「「泳げない人」や「楽器が全く演奏できない人」や「絵が描けない人」は日本には少ないと思います。

 そして、妻はNHKのニュースで毎回外国のニュースがたくさん流れることにいつも驚きます。「アメリカ大統領中間選挙」「ウクライナ問題」「中国の人民大会」のニュースが自国のニュースのように詳細に報道されることは驚きだそうです。彼女の国では日本のニュースは全くと言って良いほど流されていなかったにも関わらずです。「日本人はなんと好奇心が強く、世界情勢に関心を持っているのか」と彼女は驚嘆します。

 我が妻はそんな日本や日本人が大好きでとても住みやすい国だと私に力説します。私は決してそうは思わないのですが、最近は妻の言うとおり、「この素晴らしい日本に感謝」「日本人で良かった」と思うようにしています。

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